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なぜ東京なのか考えてみた

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トーキョーシティナイトに憧れて

さて、東京に住んでいるみなさんは、なぜ東京にいるのか考えることはあるでしょうか?

また、東京に住んでいないみなさんは、なぜ東京にいないのか考えることがあるでしょうか?

この日本ですべてにおいて最もイケていた東京。今の社会システムにおいてはどうなんであろうか。

まずは各個人が自分の生活に何を求めているかが基準になると思う。

現在の私の場合でいうと、求めているのは住環境、つまりは気候の良さ、緑の多さ、空気のうまさ、などだ。

一方で、クラブなぞに行きたいわけもなく、渋谷などの人混みに加わりたいわけもなく、いわゆるトーキョーシティーライフ的なものへの欲求が一切ない。

ではなぜ今東京にいるのか?と問われると、あれ?としばし考えこんでしまう状況ではある。

しいて東京にいるメリットをあげるならば、私は食べることが好きなので、食べログや孤独のグルメを見て知った美味そうな店に行ってみること、あとは自分が地方の田舎出身ゆえに東京の人間関係の希薄さがラクで心地よいところだろうか。

最近もAIがFacebook経由で私に紹介してきた「都内の立ち食いそば11選」的なネット記事を見て、これは全店舗制覇したい!と口内の唾液を乱舞させているところである。

【立ち食いそば】300店食べ歩いたライターが厳選! 都内で「無性に食べたくなる店」ベスト11

とはいえ、食べログのために自分の残りの全人生を捧げていいのだろうか?という気持ちも、もちろんある。

そして何よりも生きていくために最重要事項となる「生活コスト」の問題がある。

おかげさまで近頃、ライターや翻訳など、ひきこもったままネットとPCで完結できる在宅のお仕事をちょいちょいいただいてる。

ただ、在宅の仕事でそんな莫大な報酬を受け取れるわけではないので、東京の生活コストでは、在宅ワーカーの生き方ではけっこうタフな闘いになる部分がある。

しかし、ひるがえって、これが東京ではなく、日本の地方の田舎、さらにもっと飛び越えて、海外のアジア地域あたりに行ったら、勝算のある闘いになるのではと思う。

まだ在宅で稼いでいる仕事量はそこまで多くないが、そんな現状でさえ、アジアの後発開発途上国でなら、それなりに余裕で暮らしていけるのではないか。

東京の生活コストに見合う稼ぎを考えると、仕事の“量”をこなしまくらないといけない。それは現在40代で、これからさらに齢を取るおっさんの私の身には、なかなかこたえる話である。

例えば、アジアの開発途上国のネパールでは国民の年間平均所得が、日本円にして約8万円だという。月間じゃなく、年間で8万円ですよ??

もちろん、日本人の生活レベル感覚や、日本の生活に関わる維持費、ビザの問題などなどあろうが、そういう細かいことは、とりあえず、うるせえなということで、うっちゃっておけば、年間で8万円である。

それならば現状の私の在宅ワークの報酬でもじゅうぶん稼げる。というか、8万円ならば、完全ひきこもりの在宅ワークでもわずか1ヵ月で稼げてしまう。12ヵ月も必要ない。東京よりもずーっと少ない労働量で、より快活に、より自由に生きられるのではないか。

ひきこもり百姓のちょっとタイトな一日

幸い、ネットインフラはもう世界中の隅々にまで広がっており、ひきこもり野郎がPCとネットのみでサバイバルするためのお膳立てはできている。

そこでもう一度我に問う。なぜ東京か? Why Tokyo? 正直、理由が見当たらない。特に一生というスパンで考えると、まったく理由が見つからない。

さらに幸いに、私は過去に開発途上国ではないが、オーストラリア・シドニーに約5年滞在した経験があり、海外生活に抵抗はない。幸い、英語も生活に支障がないほどには話せる。

さぁ東京よ、俺に何を与えられるかよく考えてみよ。

といっても東京が私のために何を与えられるか考えてくれるわけもないので、そこは他力本願ではなく、自分で考えなくてはいけない。

いっても東京を離れてから「やっぱり東京がよかったなぁ」なんて思うのはいやなので、今は心残りのないよう「東京でできる楽しいこと」を突き詰めて考え、行動したい。

それでもやっぱ、べつに何もないなぁということなら、そのときこそ、「なんで東京? Why Tokyo?」ということで、東京にサヨナラすべきだろうと思う。

あるいは、日本で思いのほかベーシックインカム制度がぐいぐい推進されるなんて事態になったなら別だが、その場合でも「なぜ東京?」という疑問符は変わらず残るだろう。

さぁ、東京のあしたはどっちだ?

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